木の香り


木にまつわるあれこれをとりとめなく書き留めていくブログです。

不定期更新ですが、お時間つぶしにご覧いただければ幸いです。

 

今回は木の香りについてです。

 

香りは私たち生き物にとって、なくてはならないものです。

花・澄んだ空気・海・森林などといった、自然から出ていてリラックスできる香りの中で、

『木の香り』は多くの割合を占めているのではないのでしょうか。

香りが良い木は何かと聞かれると、大半が「ヒノキ・スギ」この2種類が思い当たると思います。

メジャーな例を挙げるとするならば、「ヒノキ風呂」が最適でしょうか。

 

どの木を匂っても、暖かみのある香りがするイメージではありますが、

実は、すべての樹種からこういった香りがするわけではありません。

種類で分けるとするならば、

針葉樹→香りが比較的はっきりしている     広葉樹→香りに気付きにくいor無臭に近い

となっています。

 

一説によると、

「フィトンチッド(※)という植物の香りの元となる化学物質の排出量が広葉樹より多いのため」

という科学的証明がされているそうなのですが、こちらは主に針葉樹に対する研究結果だそうで、

今後、もっとはっきりとした結果が現れるかもしれません。

 

上記のこともあり、住宅で築年数が経っても木の良い香りがしっかり残っている場合、

ヒノキやスギが多く使用されている可能性があります。

もちろん種類にもよりますが、それくらい針葉樹の香りは長く持つと言われています。

 

では、なぜ木の香りはリラックスができるのでしょうか。

こちらもどうやら、「ただ心地の良い香り」というだけではなく、

リラックスできる理由が科学的に証明がされているそうです。

分かりやすくまとめると、木から出される香りの成分に、

「血圧・血流」などが安定するこれまたフィトンチッド(※)という化学物質が、

「ストレス軽減・快適な睡眠」など、主に疲労軽減・回復効果があるそうです。

このことから、森林浴などはリラックスできている感覚だけでなく、

心身ともにしっかりと回復が出来ていることがわかります。

目まぐるしい変化をする現代で、癒しと回復を求める方には是非一度試していただきたいです。

 

見た目だけでなく、香りでも落ち着きを与えてくれる木の香り。

他にもたくさん魅力はあるのですが、今回は木の香りについて着目してみました。

 

最後までご高覧いただきましてありがとうございました。

(次回の更新は未定です)

 

 

(※)

フィトンチッドとは

微生物の活動を抑制する作用をもつ、樹木などが発散する化学物質。

植物が傷つけられた際に放出し、殺菌力を持つ揮発性物質のことを指す。

 

 

 

 

木材の乾燥


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今回は、『木材の乾燥』についてです。

木は、切ったそのままの状態では水分が多く、使い勝手が悪いものです。

ですが、木は乾燥させることによって、性能が向上します。

そのメリットを3つまとめてみました。

 

1.強度の向上

乾燥させることにより曲げ強度が向上し、「折れにくい」「たわみにくい」木材になります。

乾燥により干割れが生じますが、一般に干割れすることによる強度の低下はないと言われています。

宮崎県工業試験場の研究では、「割れていない木よりも、割れてる木の方が物理的に強い傾向にある。」

という研究結果も示されています。『木材工業 Vol.51,No.11』

 

2.耐朽性・耐蟻性の向上

木材は乾燥させることにより、腐りにくく、シロアリにも強い材料になります。

一般に、木材の含水率が繊維飽和点よりも低い場合、木材腐朽菌による被害は発生しない

と言われています。

 

3.寸法安定性が向上

ある程度乾燥した木材は、温度や湿度などの環境変化による寸法変化が少なくなります。

寸法の安定性が向上することにより、建具の建て付け、壁紙のシワや隙間などの不具合が

発生しにくくなり、気密性が向上するとともに、熱伝導率が減少することで保温性も向上します。

 

 

 

ここまで、『木材の乾燥』について投稿してみました。

いかがだったでしょうか?

木材一つを乾燥させるだけでこんなにもメリットができると思うと、

「とても幅広い材料だな。」と、改めて感じさせられます。

 

最後までご高覧いただきましてありがとうございました。

(次回の更新は未定です)